私の定跡書活用ポイントその3です。
それは、実戦で現れたらその場所をすぐ読み直すこと。
前にも述べたように、本の内容を全て覚えることは困難です。そこで、身につけるためには繰り返し触れることが必要となります。
繰り返す方法として、実戦で現れた直後というタイミングは最適だと思います。
そもそも記憶のメカニズムとして、「読む」「聞く」という方法によって得た情報はほとんど頭に残らないのに対し、「体験する」ことによって得た情報は読むことや聞くことの倍から3倍程度記憶に残ろことがあるという研究もあるようです。
将棋の場合、実戦では当然自分でなんらかの考えをもって指しています。その直後に定跡書の同じ局面を振り返ることで、自分の考えと対比することでより理解が深まると私は考えています。
私は手元に定跡書がない場合には、携帯のメモや手帳に書いてできる限り早めに振り返るようにしています。
ぜひ定跡書の内容が実戦で現れたら、ピンポイントで復習をしてみて下さい(^ ^)
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